2009年06月11日

パーマの中身って!?

美容室に行くと何種類か金額の違うパーマがあり
金額の高い方が髪にやさしいパーマですとか
髪が痛まないお薬ですなどと説明を受けたことありませんか?

どーせかけるならいいお薬でとパーマをかけたのにかけてみると
痛まない薬でかけたはずなのに・・・
かけた時は手触りが良かったけど・・・などなど。。
こんな経験したことありません?

ではでは、ここでパーマのお薬の種明かしをしちゃいますね。
(でもですね、こんなこと書いちゃったら業界の方たちからお叱りを受けるかも
なので内緒にしといてくださいね。)

パーマの成分は、還元剤(これが入っていないとパーマはかかりません)
、アルカリ剤(アンモニアなどが入っています)、水、助剤(トリートメント等)
が入っています。

法律で定められている還元剤と言うのは、
チオグリコール酸塩、シスチン酸の2種類があり
それぞれ法律で入れられる量が決まっています。

チオグリコール酸塩は
80ml(1人分)に対して
コールド式・・・7ml
加温式・・・・・5ml
シスチン酸は
コールド式・・・12ml
加温式・・・・・9ml
これ以上入れるとパーマ液として認可しませんよ
ってことなんです。

※コールド式、加温式と言うのは、パーマのお薬を付けた後
機械で温めたりしますよね。この違いです。

これを見ると、コールド式より加温式の方が
還元剤の入っている量が少ないですよね。
どういう事かと言うと、熱を加えると化学反応が
早くなるんです。
なので、薬の作用が早くなり危険も伴うため加温式の方が
還元剤の量が少ないんです。

また、シスチン酸塩の方が入っている量が多いですね。
なぜかと言うとチオグリコール酸塩と比べてパーマのかかりが
弱いお薬なんです。しかも、シスチン酸塩のパーマ液の方が
チオグリコール酸塩のお薬よりも値段が高いんです。

なので、美容室のパーマの値段の違いはここにもあります。
値段の違いはこれだけではないのですが・・・

え?これ以外の違いは?とか
どっちのお薬の方が髪に優しいの?
なんて思いますよね。
これは後々お話します。

では、残りの90%は何が入っているかと言うと
多い順に水、アルカリ剤、助剤です。

これらの量はメーカーやお薬の種類によって様々です。
助剤に関しては、全体のほんのちょっとしか入っていません。
正確ではないのですが3%未満かなって気がします。
(ちゃんと調べときますね)

アルカリ剤の中身は主にアンモニア、モノエタノールアミンが入っています。
なぜ、アルカリ剤を使うかと言うと
髪の毛は通常弱酸性なんです。
酸性の状態では還元剤が髪の中に入っていくことが出来ません。

しかし、アルカリにすると還元剤が髪の中に入って行くんですよ。
なので、このアルカリ剤もパーマ液には無くてはならないもの
なんです。

水は、これらを薄める感じのものですね。

これがパーマ液の中身です。

日本で使われている全てのパーマ液はこのように作られています。
なので、値段の高いパーマ液も、安いパーマ液も全て
同じように作られているんですね。

次回は、安い、高いパーマ液の違いは?
に触れて行きたいと思います。

説明わかりましてでしょうか?
質問などお気軽にしてくださいね。


長野市駅前美容室Cielo(シエロ)のHPはこちら
  


Posted by Cielo at 19:00Comments(0)ヘアケアについて