2009年06月16日

パーマのお話パートⅡ

前回は、パーマ液の種類と中身についてを
お話しました。

さて、今回は、なぜ美容室に行くと値段の高いパーマと
安いパーマがあるのかお話したいと思います。
その前に、もう少しだけパーマ液についてお話しますね。

パーマのお薬には、チオグリコール酸塩とシスチン酸塩の
2種類のお薬があると前回お話しました。

チオグリコール酸塩・・・値段が安い
シスチン酸塩   ・・・値段だ高い
これは、原材料が高いって事なので当然、
我々が材料屋さんからパーマ液を買うときに
シスチン酸塩のお薬の方が値段が高くなります。

しかし、ぶっちゃけ、そんなに値段て変わらないんですよ。

実は、同じシリーズのパーマ液があったとします。
例えるなら、市販のシャンプーでも、軟らかい髪用、普通の毛用、硬い毛用
見たいに分かれてますよね。
こんな感じで、パーマ液もそのシリーズによって、健康毛用、痛んだ髪用、
すごく痛んだ髪用に分かれているんです。

シンプルなシリーズだと2種類。
たくさんあっても4種類ぐらいなんです。

2種類のシリーズのパーマ液はどんなパーマ液かと言うと
健康毛(かかりの強いお薬)と
ダメージ毛(かかりの弱いお薬)に分けられます。

この中身は、強いお薬はチオグリコール酸塩が入ったパーマ液です。
弱いお薬の方はシスチン酸塩とチオグリコール酸塩両方が入った
お薬なんです。
※純粋にシスチン酸塩のみのパーマ液というのは、パーマのかかりが
 ものすごく弱い(実用的でない)ので現在では作られていないみたいです。
 なので、シスチン酸塩にチオグリコール酸塩を混ぜることにより
 幅の広い(様々な髪に対応できる)お薬が作られています。

我々が材料屋さんからパーマ液を買う値段なのですが
この二つの値段の差は、ほとんどのパーマ液が約15%
の違いなんですよ。

そもそも、パーマ液の値段はそんなに高額ではないので
材料費としてみたときには、数百円の差なんです。


しかし、パーマ液の値段もメーカーやそのシリーズにより
様々なんです。

ここまで話してしまったので全部話しちゃいますね。

一般的なパーマ液の値段の差はですね
だいたい25%ぐらいの差です。
この差もやはり数百円の差なんです。

こんなこと言うと、原価が分かってしまいますね。

例えば、あるメーカーが2種類のシリーズのパーマ液を2種類ずつ
出していたとしますね。
1種類のシリーズは、普通のランクのパーマ液、
もう1つの方は、高級なパーマ液とします。

当然、強いお薬と、弱いお薬の2種類なのですが、
普通のランクの強いお薬の値段が¥1200だとします。
そうすると、弱いお薬は¥1400になります。

高級なシリーズのパーマ液の強いお薬は、¥1600、
弱いお薬は¥1800こんな感じになります。

では、この2種類のシリーズのお薬の値段の違いは
どこにあるかと言うとですね。
パーマ液に入っている数%しか入っていない添加剤(トリートメント)の
種類の違いがほとんどなんです。

簡単に説明すると、パーマをかけた後の手触りが良いか
の違いなんですよ。

でもですね、この添加剤に使われているトリートメントは
そんなに重要じゃないんです。
なぜかと言うと、パーマをかける前(前処理と言います)
に、何か髪に付けられた経験ってありますよね?
これもトリートメント剤なんです。
これらを上手に使うと、高級なパーマの手触りと
同じ感触が再現できるんです。

この前処理に使うトリートメント剤も様々な
物があるんですね。

次回はパーマに使うトリートメント剤のお話をしますね。

この説明で分かりますかね?
分からなかったらお気軽にメールくださいね!


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Posted by Cielo at 16:38Comments(0)Q&A